本販売日:2013/07/18
電子版配信日:2013/08/12
本定価:734円(税込)
電子版定価:734円(税込)
ISBN:978-4-8296-6255-7
「玉緒のこともプロデュースして!」
巨乳妹の綾乃、健気で○学生の未兎ちゃん、
元気いっぱい従妹姉妹の日向&今宵
憧れの姉・小雪も参戦して、
アイドルたちがご奉仕競争!?
本編の一部を立読み
☆アイドル姉妹の告白☆
「初めて会ったときから」「ずっとボクも今宵も」「尚兄ぃのことが」「好きだったの」「だから」「結婚して!」
「で、でも、お前たちはアイドルの仕事はどうするんだよ!」
これが尚人にとって二人を思い止まらせる最後の拠り所だった。恋愛は厳禁で。それにせっかく人気が出てきたところなのに──、
「兄様が辞めろって言うなら」「ボクたち辞めてもいいよ」
「な……」
またも迷いのない従姉妹の即答だった。
「ごめんね。今宵たち最初からなの。オーディションを強引に受けようとしたのもアイドルになったら兄様とずっと一緒にいられると思ったからなの」
最初に偶然、助けられた時に一目惚れしてから。
「うんうん、あれはこよちゃんの機転だったんだよね」
いきなり結婚を前提にお付き合いして欲しいなんて言えないし、二人にしても自分たちの直感が正しいかどうか見極める期間が欲しかったので。
そして、もちろん時間を掛けて出した答えは、
「兄様、思った通り素敵なひとだったの」「尚兄ぃならお嫁さんになっても絶対に後悔しないって思ったんだ」
そう言って従姉妹はそっと寄り添い肩に頬を預け、
「もしかして兄様は今宵たち嫌い?」「ボクたちじゃダメ……? 魅力ない?」
尚人の反応をじっと上目遣いで窺う。
「そ、そんなわけないだろ。日向も今宵も俺には勿体ないくらいで……」
傍にいて成長を見てきたのだから。従姉妹の魅力を一番よく知っている。
明るくて楽しくて、可愛いらしさをありったけ詰めこんだアイドルデュオで──、
「じゃあ、ボクたちを抱いて……」「初めてもらってなの、兄様……」
白襦袢を腕まで降ろして華奢な肩を露わにするとそっと尚人にしなだれかかる。
「日向……今宵……」
まるで金縛りにあったみたいに無抵抗に布団に押し倒されてしまう。
「今宵たちがしてあげるからじっとしててなの、兄様」「見てて、尚兄ぃ。ボクたちいっぱい訓練したんだ」
姉妹の手が尚人のパジャマに潜りこみ再び股間に重なる。
今度はもうさっきみたいに跳ね起きたりせずおとなしく二人に身を委ねたのだった。