美臀初夜

新妻姉妹

著者: 御堂乱

本販売日:2004/12/23

電子版配信日:2007/08/01

本定価:681円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1327-6

「お願い、妹の代わりにどうか私のお尻で」

屈辱の涙を流しながら、静江は双臀をそっと掲げた。

「奥さん、こっちの初夜はまだなんでしょ」

初めて体験する肛姦、抑えきれない嗚咽……

夫にも許していない場所を穢される不貞に人妻は啼く。

22歳と27歳、二つの美臀が踊る「第二の初夜」

登場人物

しずえ(27歳)人妻

さわこ(22歳)人妻

本編の一部を立読み

「いやあッ!!」

夫人の喉からすさまじい悲鳴が噴きあがった。

雷に撃たれたような衝撃。辛島の太い指が肛襞を押し開いたかと思うと、粘膜を巻きこむようにして灼熱の先端が押し入ってきた。

「ひーッ」

あわてて逃れようとする腰を、達也の剛直が後ろに押し戻す。

「いやあッ、お尻はいやッ、いやよッ」

おどろに乱れた黒髪を振りたくって、夫人は身も世もなく泣き叫んだ。泣き叫びつつ、バックから深々と貫かれていく。

「うむ……うむむむ」

夫人の顔が土色になった。

灼けた鉄火箸で貫かれたような激痛。夫人はキリキリと歯を噛みしばってうめいたかと思うと、ひーッと甲高い悲鳴を噴きあげた。

苦痛などという生やさしいものではない。喉もとまで突きあげてくるような迫力に眼の前でパチパチと火花が散る。全身の血液が沸騰し、毛穴から噴きだすのではないかと思われた。

「ひーっ! あわわわッ……ひーッ!!」

悶絶。そんな言葉があてはまるほど激しい夫人の乱れようだ。

「すげえ。マ×コがクイクイと締めつけてきやがる。よっぽど尻の穴を責められるのがいいらしいな」

男根を食いちぎらんばかりのきつい締めつけに、達也がうなった。

「ヘヘヘ、どうです、辛島さん。義母さんのお尻の味は?」

「これは……うむ……」

辛島はすぐには答えず、二度三度と腰を揺すった。

性器とは較べようもないきつい収縮が辛島を襲う。だが括約筋の奥には禁断の腸腔が開いていて、熱く、そして妖しくざわめいて辛島の分身を迎え入れるのだ。まるで食虫花に捕らえられた昆虫が、痺れながら花弁の奥へと引きこまれるような夢幻の感触。辛島は陶酔し、戦慄した。

「うむ……これが静江のアナル……うう、た、たまらん」

無数の微細な触手で、粘膜を撫でさすられている感じだった。抜き差しするたびにえも言われぬ快感がさざ波のように押し寄せて、下半身を麻痺させる。辛島が並みの男であったなら、ひとたまりもなく自失してしまったことだろう。

「ひーッ! 殺して。もう殺してッ!」

夫人はうめき、泣き、髪を振り乱して絶叫した。

地獄の悦楽というものがあるとすれば、今味わっているのがそれであろう。とろけきった粘膜をこすりながら、荒々しく突きあげてくる二本の剛直。その脈動までが夫人の理性を狂わせ、神経を蝕んでいく。

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