人妻銀行員

著者: 郷田浪

本販売日:2009/10/23

電子版配信日:2011/03/25

本定価:765円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-1675-8

タイトスカートから伸びる脚線美も眩しい新妻・松本美里。

スーツ越しでも豊潤な美乳を隠せない熟妻・庄司香織。

シャッターの下りた銀行、獣の格好で二人は犯されていた。

支店長と顧客の奸計に堕ちた人妻の中で「女」が覚醒する。

(駄目よ……私、どうかしてる。感じてなんかいけない)

抗う心とは裏腹に、肉の悦楽を求めてしまう33歳と27歳!



<もくじ>

第一章 午前の淫罠 顧客に剥かれた制服

第二章 白昼の屈辱 ストーカーの正体

第三章 早朝の蜜会 私生活まで蝕まれて

第四章 深夜の牝檻 支店長との魔獄残業

第五章 夕方の対面 悪夢の牝奴隷博覧会

第六章 午後の人質 背徳の銀行員生活

登場人物

みさと(27歳)銀行員

かおり(33歳)銀行員

本編の一部を立読み

「支店長、もう許してください……」

香織が懇願しても黒田は知らん顔である。舌を細く尖らせ、再び顔を花園に近づけた。

「あひーっ!」

舌先を膣口につけ、潜り込ませようとした。

夫以外の男にクンニリングスをされたことのない香織は、必死に抵抗して貞操を守ろうとした。しかし、拘束され身動きを封じられた身体では儚いものだ。すぐに押さえつけられ、黒田の腕の中に封じこめられる。

「あなたーぁ! 助けてーぇ!」

香織は声を限りに夫の名前を呼んで助けを求めたが、虚しい叫び声でしかなかった。いくら叫んでも、声は夫の耳には届かない。かえって嗜虐者たちを喜ばせるだけだ。

「ひひひ、あなたーぁ、か。これは面白い」

「愛する亭主は、出張先におるのじゃ。女房がおもちゃにされていることも知らずにな、ふふふ」

「ううう、口惜しい……」

嬲り者にされている最中に夫のことを言われるのは辛い。まるで夫の目の前で犯されているようだ。口惜しさで唇を噛んだ。

もの哀しげな目で淫獣たちを見ると、にやついた嗤いを浮かべながら見つめているのが目に入った。そのことがいっそう香織を屈辱的な思いにさせた。

「くくく……」

香織は顔を背け腕の中で朱唇を震わせる。声にして泣き出したいのを必死に堪えた。

美里にイラマチオさせていた田所は、気持ちが昂ってきたのか、美里をうつ伏せにし、尻を高くもち上げさせて、自慢の巨根を媚肉に這わせた。開ききった媚肉にそろりそろりとなぞり上げると、美里は無意識のうちに腰を突き出して巨根を求める。溢れ出た愛液が肉棒を濡らした。

「あふううう、うううう、あうううう」

巨根を頬張らされていたため、美里の顎が痺れ、口を開けていても言葉にならず、ただ意味不明なことを言うだけだ。口元から涎が流れ落ち、床を濡らした。

「儂のものになった美里の姿を、よーく目に焼きつけておくのじゃ、香織」

と田所が言うと、腰を思いっきり突き入れた。媚肉をなぞっていた巨根が一気に姿を隠した。昨夜から凌辱され続けた身体は田所の巨根に馴染み、拒むことなく入っていった。

「あいいい……」

美里は顎を突き出して、悦びの表情を見せた。

「これがお前の部下の本当の姿じゃ。才女かどうか知らぬが、所詮はただの女なのじゃ」

田所は黒髪を掴んで顔を引き起こし、悦び歪んでいる顔を香織に見せつけながら言った。

「あああ、美里ちゃん……」

喜悦した美里の顔を見せつけられると、香織の心に「絶望」の二文字が湧きおこった。

聡明で溌剌としていた美里の、巨根に貫かれて悦ぶ顔。それはまさしく女の顔であった。目の前で性に悦ぶ顔を見ていると、美里が受けた凌辱はいかばかりなものかと、今さらながら哀しくなってきた。

しかし、今の香織には感傷に浸っている時間などなかった。下半身に再び甘く快美な痺れが襲ってきたのだ。

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