本販売日:2012/11/22
電子版配信日:2013/04/12
本定価:785円(税込)
電子版定価:880円(税込)
ISBN:978-4-8296-1895-0
「今ここで私を抱いても誰にもばれないわよ」
先輩の奥さんが囁く甘い言葉に伸吾は我を忘れた!
瑞々しい唇、量感にあふれた乳房、淫蜜とろける柔穴。
憧れつづけた美希と禁じられた交合をかわすたび、
艶めかしくも罪深い、背徳の悦びは深まっていく。
許されない関係だからこそやめられない「絶対禁忌」!
Ⅰ 先輩の奥さん 二人が美獣になった時
Ⅱ 背徳の果実 夫婦の寝室がセックスルームへ
Ⅲ 蜜交の巣 自分のアパートに通わせて
Ⅳ 新たな禁忌 人妻からの「お願い」
Ⅴ 甘すぎる嘘 淫らな共犯姦係
Ⅵ 運命のタブー 最高の結末
エピローグ
みき(23歳)人妻
ゆきえ(34歳)未亡人
さわこ(38歳)未亡人
本編の一部を立読み
「はあッ、それダメッ……あッ、いやッ、はぁああッ、ンンン~ッ……」
美希は必死で声を堪えようとするも、Gスポット責めには逆らえない。粘っこい腰使いによって理性が甘く爛れて、若さ溢れる肉体はどこまでも華やいでいく。
(ああっ、なんなのこれ、気持ちよすぎて頭がおかしくなりそうっ……)
精神はおろか肉体までドロドロに溶けてしまいそうだった。女とはここまで快楽を覚えられるものなのかと驚きを禁じ得ない。
「こうやってじっくりねっとり擦られるとたまらないでしょ。先輩のオマ×コ、ヒダヒダの絡みつきぶりがすごいですよ。愛液だってもう垂れ流し状態だし」
からかうように言いながら、伸吾は絶妙の腰使いで若妻に快楽を与え続ける。
「ほら、見てください。俺のチ×ポが先輩のオマ×コにズボズボ入ってるところ、丸見えですよ」
指摘につられて結合部に目をやると、漆黒の繁りの向こう、綻んだ紅い花弁の間へと、赤黒い肉幹が出入りを繰り返していた。幹に絡みついた白濁液が己の本気汁だとすぐに気づき、カッと頬が灼けつく。
(あたし、あんなに本気汁出してる……)
「俺、セックスして、すっかりオマ×コが好きになりましたよ。こうして入れてるだけで、好きな人の本音を全部この穴が教えてくれるんですから」
「やだ、そんな言い方……」
明け透けな物言いが羞恥心を煽る。ゾクッと背筋が震えた。
「ほら、今のでまた締めつけが強くなった。美希先輩は恥ずかしいこと言われると興奮する、マゾの変態女ですね」
(あたしが、マゾの変態……)
嘲りの言葉が甘美な毒となって、若妻の心を浸食する。伸吾の指摘の正しさは美希自身、身をもって理解しているだけに、否定できない。
「おまけに浮気セックスで興奮する、いけない淫乱妻でもあります」
(ああっ、そんな、淫乱妻だなんてっ……)
追い打ちを掛けるように投げかけられた言葉が、自尊心にひびを入れる。強固なプライドが砕かれるごとに、心の襞からマゾヒスティックな悦びがじくじくと湧きだした。肉の悦びが濃度を増す。
「いいですよ、その顔。淫乱な牝って感じが出てて。昨日の酔って積極的にエロエロな美希先輩も良かったですけど、やっぱ男としては今の方が燃えますね」
(いやっ、見ないでッ……)
薔薇色に染まった顔を背ける。伸吾はふっと微笑み、腰をグッと押しこんだ。最奥を圧迫しつつ腰で円運動を描く。
「ああッ、はぁああ~ッ」
紅い唇がめいっぱい開き、甘く崩れた声が迸る。細い腰が軽く浮き上がり、背中の反りが強まった。おとがいが持ち上がる角度も大きくなり、内ももがピンと突っ張って足の指が丸まる。
「なるほど、こうやって体重かけたまま奥擦るとすごくいいんですね」
一旦腰を止めて、伸吾が感心したように言った。
「ま、待って。これはダメッ。こんなのダメだってばッ」
「そう言われるほどやりたくなるのが男ってもんです」
腰使いが再開する。子宮口をゴリゴリと擦られると、性感の電流が背筋を駆け上って脳内で弾け、そのあまりの衝撃に目が眩んだ。下腹と白い太ももに細波が走り抜ける。
「ンンッ、ダメッ……お願い、許してッ、あッ、はぁああ~ッ……」
ぐずぐずに蕩けきった嬌声が夫婦の寝室に響き渡る。廊下はおろか、一階にまで聞こえそうな声量だった。