最後の秘密授業
本販売日:2003/11/23
電子版配信日:2007/09/12
本定価:576円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1235-4
彼女の名は立花美由紀。人妻、そして高校教師……。
教壇に立つ35歳を、教え子の熱い視線が追っていた。
ああ、先生の裸を見たい、口でして欲しい、姦りたい!
爆発寸前まで膨らんだ妄想がついに叶った夜、
女教師の優しいリードで、少年は童貞を捨てた。
それが彼女にとって最後の授業だったとも知らず……。
みゆき(35歳)女教師
まお 女子学生
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あせらないで、ゆっくりね……。
直樹はそろそろと腰を進めた。
肉溝に亀頭を押し当て、ねじこむように突きあげていった。
ペニスの先端が両側から強く挟みつけられた。次の瞬間、温かいものに包みこまれていた。
直樹は息を呑んだ。
女性の内部は、びっくりするほど温かかった。先ほど指を入れた時より、もっともっと熱く感じた。
歓喜がこみあげてきた。
ぼくは先生のなかに入ったんだ!……
顔を見ると、彼女は目を閉じていた。わずかに眉をひそめ、下唇を噛んでいる。
直樹はさらに腰を進めていった。
いまやペニスの半分が、先生のなかに埋まっていた。
ざらざらした肉襞が、隙間なくペニスに密着していた。ほんのわずか動いただけでも、しびれるような快感のさざ波が起こった。
先生の眉間に、縦じわが刻まれた。痛いのだろうか? ペニスを抜こうとすると、彼女が薄目を開けて微笑んだ。いいの? と目で問いかけると、ほっそりした腕が首に巻きついて、引き寄せられた。
唇が重なる。
口を開くと、甘やかな息とともに舌が侵入してきた。
直樹は陶酔に包まれた。これがディープキスというものか。やはり年上だけあって、技巧にたけている……。
彼女の舌は歯の裏や口蓋を舐めまわり、彼の舌に絡みついてきた。うっとりするほどの心地よさだった。
ペニスは根元近くまで、柔肉に埋まっていた。ゆっくり腰を引くと、快感のさざ波が下半身からひろがった。
半分ほど抜けでたところで、奥へ挿しこんだ。
ざらざらした襞にこすれ、肉棒がとろけそうだった。
腰を引く。
亀頭を肉唇につかまれて、ぐいと引っ張られる感じがした。
また押しこむ。
今度はさっきより奥まで入った。
さざ波が大きくなる。ピリピリと走る快感に、背骨を揺さぶられる。
直樹はそうやって抜き差しを繰りかえした。
ひと突きごとに、快感は高まった。
ふいに灼熱のマグマが噴きあがってくるのを感じた。
「あっ」
直樹は声をあげていた。
尻がピクピクと震えた。
ペニスがたちまち硬さを失い、結合が解けた。
「ごめんなさい」
「どうして謝るの?」
先生が薄目を開けて訊ねた。
「すぐイッちゃったから……」
女教師はにこっとすると、萎れたペニスからコンドームをはずした。ゴムの先端は、精液で風船のようにふくらんでいた。
とても先生を感じさせるどころじゃなかった──直樹は自己嫌悪でいっぱいになった。