【2021年8月6日】

悪徳貴族の三男なのにエルフハーレムの王って、それはないでしょう!序盤公開!

プロローグ 貴族の三男である僕は、当主である父の命令でエルフの村を焼くことになった


「神様、お母様、僕に勇気を……そして奇跡を……」

 僕はリーグ子爵の三男でフランツという。
 平民だけど美しかったお母様がお父様に見初められ、その後僕が生まれたので、リーグ子爵家の三男として認知された。
 でも、それからすぐに母は病で亡くなり、上二人のお兄様たちと、父の本妻であるお義母様は僕に冷たい。
 僕は、お父様を誘惑した淫売の息子なのだそうだ。
 優しかったお母様をバカにするお義母様とお兄様たちには不満があるけれど、まさかそれを口にするわけにもいかず、さらに僕は未成年で屋敷を出ることができなかった。
 今は生きていくために我慢しているのだけど、この件だけは、お父様に対し反対意見を述べなければならないと決意した。
 珍しく早朝から教会で祈りを捧げ、その足でお父様の元へと向かう。
「お父様」
「どうかしたのか? フランツよ」
「あの……エルフの村を焼くと聞きましたが……」
「そうだ。それがどうかしたのか?」
 お父様は、エルフの村を焼いたらどうなるのか、ちゃんと理解していないのかな?
 エルフは、リーグ子爵家が臣従しているフラット王国と盟約を結んでいる。
 相互不可侵を条件に、エルフが作る優れた魔法薬と魔法道具を売ってもらっているのに、リーグ子爵たるお父様が勝手にエルフの集落を焼いたら、フラット王国から処罰されてしまうはずだ。
 お父様は、いったいなにを考えているのであろうか?
「フラット王国との盟約を破ると、リーグ子爵家に色々と不都合があると思うのです」
 不都合どころか、最悪改易されると思うけど、直接それを言うとお父様は激昂してますます見境がつかなくなる。
 リーグ子爵家の家臣や領民たちのため、上手くお父様を説得しなければ。
「エルフは、随分と財貨を貯め込んでいると聞く。我が領地は貧しいのでな。それを活用させてもらうのだ」
「そうだ、我が領地は貧しいのだ。子供であるお前が綺麗事を言うな!」
「リーグ子爵領が貧しいのは、エルフとの魔法薬や魔道具の交易をフラット王国が独占しているからだ。相互不可侵の盟約かなにかは知らぬが、八百年の歴史を誇るリーグ子爵家を貧しいままにしているフラット王国に、気を使う必要などない!」
 勝手に二人のお兄様たちが話に加わってきて、僕はますます劣勢になってしまった。
 お兄様たちもお父様によく似ている……どういう風に似ているのかは言及を避けるけど……常識を説いてもなかなか受け入れてもらえないのは事実であった。
「リーグ子爵領が貧しいのは、他の領地よりも税が高く、それなのに領内の開発が進んでいないからだと思います」
 ハッキリ言って、お父様とお兄様たちの貴族としての評判は最悪だ。
 自分たちのみが贅沢をするために領民たちから高い税を取り、浪費のために借金を重ね、領民たちなど家畜程度にしか思っていない。
 説得は困難だけど、エルフの村を焼くのだけは阻止しなければ。
 もしそんなことをしたら、リーグ子爵家はフラット王国から改易されてしまうのだから。
「フランツ、お前はまだ子供なのだ。だからこの世の真理を理解していない。この世の中とは、どんな手段を用いようとも、最後に目標を達成すればいいのだ」
「父上の言うとおりだ! 一気呵成にエルフたちの森を焼き、捕えてしまえば、フラット王国もなにも言えまい」
「エルフの財貨から、フランツ王国の大物貴族たちに賄賂でも贈っておけば、我らは罰せられなどせぬ。エルフには美しい女が多いからな。なんなら、奴隷として一人や二人献上してもいいのだ」
「はあ……」
 フラット王国が気がつく前にエルフの森を焼き、奪った財貨や、捕らえたエルフたちをお父様たちと同類の大貴族たちに賄賂として贈る。
 そうすれば、リーグ子爵家が罰せられることなどない。
 思いっきり希望的観測に基づいた愚策にしか思えないのだけど、お父様もお兄様たちも、美しいエルフたちと、彼らが所持する財貨にしか興味がないみたいだ。
 自分の欲望を優先するなんて……貴族としては最低だ。
 お母様、僕にもっと勇気を。
「そのようなことをしたら、フラット王国に処罰されてしまいます。エルフの森を焼くなんておやめください」
「ならぬ! すでに領民たちの徴兵に入っておるのだからな」
「今さらやめるわけないだろうが! フランツはやはり子供よ」
「フランツは、『機を見るに敏』という東洋の国のことわざを知らぬのか? この世の中において、偉業とは多くの反対を押しのけて達成されるものなのだ」
 駄目だ。
 いくら説得しても聞く耳持たない。
「フランツ、お前はいくつになった?」
「十三歳です」
「そうか。その昔、フランツくらいの年齢で初陣を迎えた者は多かったと聞く。お前もエルフの森を焼く軍勢に加わるのだ!」
「フランツ、リーグ子爵家の跡取りある俺様の足を引っ張るなよ!」
「やれやれ、フランツなんて戦場で役に立つのかわからないが、俺の足を引っ張るなよ」
 結局僕は、お父様とお兄様たちの説得に失敗してしまったばかりか、エルフの森を焼く軍勢に加わるように命令されてしまった。
 エルフは優秀な魔法使いと戦士が多いと聞くので、自分たちの浪費のためにろくな装備を揃えず、大した訓練もしていないリーグ子爵家の軍勢で勝てるかどうか……。
 お母様、もしかしたら僕はもうすぐお母様のいる天国に行くことになるかもしれません。


「あのぅ……エルフの村を焼き、エルフを奴隷にするなんて、本当にそんなことができるんだべか?」
「貧乏くせえ貧農のガキが、この俺様に偉そうに意見するというのか? 生意気な!」
「いんや、決してそういうわけでは……エルフって、もの凄い魔法を使うって聞いたから……その……大丈夫かなって……」
「それを見越して、父上も強い魔法使いを雇われている。俺だっているのだ、問題はない」
「ならいいんだども……」
「お前らは、俺様の命令どおりに戦えばいいんだ!」

 夜。
 エルフの森の外縁部で、別部隊を指揮する上の兄であるキャスバル兄様が、不安そうな少年兵を叱っていた。
 普段の彼は、農地を耕す農民でしかない。
 その気持ちはよくわかるし、間違いなく彼の方がキャスバルお兄様よりも現状を理解している。
 フラット王国と盟約を結んでいるエルフの森を焼くのは重罪だし、その前にエルフたちがとても強いというのもあった。
 彼らは全員が優れた魔法使い、戦士であり、大半が農民兵であるリーグ子爵軍よりも圧倒的に戦い慣れている。
 なぜなら、魔法薬と魔法道具の素材を入手するため、毎日のように魔物との戦いを繰り広げているからだ。
 リーグ子爵領の領民たちみたいに、たまに魔物が領内に迷い込んだだけで大騒ぎなんてしない。
 兵数では勝てても、兵の質がまるで違うのだ。
 それにエルフはみんな頭がいいから、戦の才能なんてこれぽっちもないお父様やお兄様たちでは容易に勝利できないはず。
 それを口にしたら最悪処刑されてしまうので、僕はキャスバルお兄様が指揮する別動隊に参加するしかなかった。
 盟約を結んでいるエルフの森を焼くだなんて、こんなに不名誉な初陣はないと思う。
「エルフのような華奢で惰弱な連中が、俺様たちリーグ子爵軍の精鋭に勝てるわけがなかろう」
「…………」
 ほとんどが、エルフを恐れている領民たちで構成された軍勢が精鋭?
 キャスバルお兄様は、本当にそう思っているのだろうか?
 戦の前に士気を上げるための方便だよね?
「俺様の命令どおりにやればいいんだ! エルフたちの村を囲んで焼き、出てきたところを捕える。頑張れば褒美が出してやらんこともない」
「本当ですか?」
 間違いなくだと思う。
 なぜなら、キャスバルお兄様は自分の浪費には際限がないが、他人には銅貨一枚だって支払いたくないケチだからだ。
 お父様も、お義母様も、下のガルマお兄様も同じだけど。
「一つだけ注意しておく! エルフを捕らえても犯すなよ! 処女のエルフは高く売れるし、賄賂にも使うのだからな! もし命令を無視したら死刑だ!」
 とても貴族とは思えない、まるで山賊みたいな発言だけど、今の僕は彼の下で初陣を迎えるしかなかった。
 どうにか止めたいとは思うのだけど……。
「フランツ! 初陣だからって、手を抜くなよ! 積極的に前に出るのだ!」
 キャスバルお兄様は、僕に討ち死にしてほしいのかな?
 兄なのに、初陣の僕に配慮する気はまったくないようだ。
 こういう時、貴族って自分が最前線に出て士気を鼓舞するものだけど、キャスバル兄さんにそれを期待するだけ無駄かな。
 むしろ、初陣の僕を最前線に出して謀殺を狙っているような……。
「楽しみだなぁ。エルフの女ってのはみんな美人で、肌も白くてよ。アソコも狭くていい具合だって聞くからな」
 兵士たちにはエルフの女性に手を出すなと言っておきながら、自分はエッチなことをする気満々なのか……。
 とても貴族の跡取りの言動とは思えないけど、僕はこの最低な兄を含めた家族に慣れていた。
 悲しいけど、人間はどんなことにも慣れてしまう生き物なのだ。
 同時に、成人するまでの辛抱とも思っていたけど。
「おっと。だからって、エルフの少年にも手を出すなよ! 男のエルフもケツの穴がいいって聞くからな。ただ、これから襲撃するエルフの村は、偵察してみたらなぜか女しか見かけないらしいけど。女だけとか楽勝じゃないか」
 キャスバルお兄様はもう勝ったつもりでいるけど、そんなに油断していたら勝てる戦にも勝てなくなってしまうというのに……。
 でも僕は、そんなキャスバルお兄様に逆らえず、こうして初陣を果たしている。
 不名誉な初陣だし、僕以外の家族全員はエルフとの戦に必ず勝てると思っていた。
 これでは、僕が天国のお母様の元へ向かうのも時間の問題だろう。
「各部隊は、俺様が命じた位置につけ!」
 本軍を指揮するお父様から命令が下り、別動隊の僕たちもキャスバルお兄様の指揮に従ってエルフの村の南側まで進軍してから布陣した。
「火矢を打ちかけろ!」
 キャスバルお兄様の合図と同時に、僕たちは弓に番えた火矢を森の中にあるエルフの家屋目がけて放ち始めた。
 普段から弓の訓練はしているし、実戦として狩猟をしていたので、弓には自信が……エルフほどじゃないけどね。
 リーグ子爵軍から放たれた大量の火矢は、木造の家屋に次々と突き刺さり、火が燃え広がっていく。
 そして、火災になった家屋から次々とエルフたちが飛び出てきた。
「本当に女ばかりなんだ。男のエルフはどこに行ったんだ?」
「さあ? 女だけかぁ……」
「こらぁ! いいか! エルフは捕らえるだけだからな!」
 本軍でお父様の副将をしているガルマお兄様から、下品な叫び声が聞こえてきた。
「僕って、なにをしているんだろう?」
「フランツ! もっと火矢を放て!」
「はい」
 様々な感情が入り混じる中、僕はただひたすら火矢を放ち続けた。
 兵士たちも同様で、唯一楽しそうなのは美しいエルフを捕えてエッチなことを一番にしようとしているキャスバルお兄様のみ。
 正直なところ、僕も含めてすべての兵士たちが呆れているけど、彼が総大将なのでその命令には従わないといけない。
「はははっ! エルフなどやはり頭でっかちの惰弱な連中なのだ! ようし、美しいエルフの女たちを捕らえるぞ!」
 もう充分にエルフの村を焼いたと判断したキャスバルお兄様と、本軍のお父様とガルマお兄様も喜び勇んでエルフの村に突入を開始する 
 暗い夜の森の中にあるエルフの村は、盛大に燃え上がっていた。

第一話 囚われのフランツ
「体は細く華奢なれど、これはまだ子供だからであろう。それよりも、我らエルフに近い透き通るような白い肌と、サラサラで艶やかな黒髪に、整った可愛らしい顔。将来が楽しみよの。さらに……この子をキープするぞ」
「リーファ族長、残りの生きている人間たちはどうしますか?」
「どうもこうも……リーグ子爵は生きておるな?」
「辛うじてですが……」
「悪運の強い奴め。ちゃんと治療しておけよ。あんなのでも、フラット王国に突き出せば身代金が手に入るのだから。他の雑魚たちは解放して構わない。ああ、リーグ子爵のバカ息子の一人が死んだと聞いたが……」
「跡取りの方です」
「どうせどちらも無能なゴミクズだ。生き残ったもう一人の方も、フラット王国から身代金を取るまでは監禁しておけ」
「畏まりました、リーファ族長」

 僕たち別動隊は、滾るキャスバルお兄様を先頭に、燃えさかる家屋から逃げ出すエルフたちを捕らえるべく村に突入した。
 エルフが美しい女性ばかりなのは事実であり、燃えさかる炎によりその白く綺麗な肌が照らし出され、その美しさに僕も少し『ドキッ!』としてしまった。
 もしかしたら、キャスバルお兄様が気まぐれでエルフを褒美としてくれるかも。
 戦の熱狂もあって、領民主体の兵士たちの士気が一気に上がったのだけど……。
 その時間はとても短かった。
 村の中に突入した僕たちに対し、突如、周囲からまるで夕立のような矢の雨が降り注いだからだ。
「奇襲か! 撤退……」
 勝手に命令して、キャスバルお兄様から叱られるかもと思ったのだけど……。
「エ……ルフ……の……女……」
「ひぃ! キャスバル様が、ハリネズミみたいになっちまった!」 
「痛えよぉ!」
「ザンス、しっかりするんだ! 駄目だ……死んでる……ぎゃぁーーー!」
 最初にキャスバルお兄様が。
 そして次々と主だった部隊長たちの全身が多数の矢で貫かれ、まるでハリネズミのようになってしまった。
 あれだけの数の矢が体に突き刺さって、人が生きているわけがない。
 矢の雨が降り注ぐ中、なんとか倒れ伏したキャスバルお兄様の様子を探ることに成功したけれど、もう息をしていなかった。
「エルフたちは、指揮官を優先して狙っている。兵たちの大半が領地から徴兵した貧農だってわかっているんだ」
「エルフたちがいないぞ! まるで煙のように消えてしまった!」
「本当だ! まさか幻術の魔法か?」
 燃えさかる家屋から逃げ出していたはずのエルフたちが、まるで煙のように消え去ってしまった。
 エルフは魔法が得意だから、逃げ惑う彼女たちは幻だったんだ。
 エルフたちはお父様とお兄様たちの襲撃計画を事前に察知しており、自分たちの村を囮にリーグ子爵軍を壊滅させてしまった。
 矢でハリネズミにされて死んだ人数はそれほど多くないけど、戦死者はすべてお父様の家臣たちばかり。
 キャスバルお兄様と同じく、美しいエルフを物色しようとしていたお父様とガルマお兄様の姿も見えず、実戦経験のない僕たちは、その後はまるで害虫が駆除されるかのように、次々と矢や魔法によって戦闘不能にされていった。
「くっ!(逃げられなかった……)」
 キャスバルお兄様の討ち死に後、別動隊の指揮権を継承した僕は、数十名の兵士たちを逃がすことに成功したけど、残念ながらいつの間にかたエルフたちによって包囲されてしまった。
 死にたくない!
 僕は死に物狂いで抵抗したけど、初陣で思った以上に疲労困憊の状態だったのだと思う。
 次第に意識を保てなくなり、そのまま眠るように気を失ってしまった。
 どれくらい気を失っていたのであろうか。
 再び目を覚ますと、そこは石造りの暗い部屋で、まるで地下牢のように見えた。
「僕は死ななかったのか……」
 だけど、捕虜にされてしまったようだ。
 さらに我が身を確認すると、僕はベッドの上で手足を縛られていた。
 体が動かない。
 地下牢の暗さに目が慣れてきたら、僕を値踏みするかのように眺めている人物に気がついた。
 美しい紫色の長い髪、これだけ暗くてもわかるほどの白い肌、お母様よりも大きな胸とお尻。
 とても肉感的な美女であり、その隣には赤い短髪の可愛らしい美少女も一緒にいた。
 二人とも神秘的な美しさであり、よく見ると耳が長い。
 彼女たちはエルフであり、確かにこの美しさなら、お父様たちとお兄様たちが戦果を楽しみにして当然というか……。
 でも……。
「罰が当たったんだ」
「人間、なんの罰が当たったのだ?」
 紫色の髪の美女が僕に声をかけてきた。
 確か、赤い髪の美少女が『リーファ族長』って言っていたような……。
 彼女が、僕たちが焼いたエルフの村の族長なのか……。
「僕は、無謀な軍事作戦を実行したお父様とお兄様たちを止められず、かと言って逆らうこともせずにエルフの村を焼きました。それはとても悪いことで、だからキャスバルお兄様は死んでしまったし、僕もすぐにそのあとを追うことになると思います」
 僕は運よく生き残ったけど、戦に負けてエルフたちに囚われてしまった以上、あとは処刑されるのを待つのみだ。
 儚い人生だったな。
 天国で、お母様にお会いできればいいのだけど……無理かな。
「リーファ族長、こんなに美しい子があのリーグ子爵の子供なのですか? 遺伝の暴走というわけですね」
「そのようだな、エトナ。いや、もしかしたら母親の方に似たのかもしれないな」
「ああ、その可能性は高いですね」
 赤い髪の美少女エルフは、エトナって名前なのか。
 リーファ族長の参謀みたいな立ち位置なのかな?
「ろくに領地も統治できないリーグ子爵の身代金など大して期待はできないのだ。この子は、我らの戦利品としても問題はないか」
「はい。しばらくは飼い慣らさないといけませんが」
 飼い慣らす……ははっ、エルフの村を焼き、捕らえようとした僕に神様が与えた試練なのだろう。
 エルフを捕らえて奴隷にしようとした僕が、その報いでエルフの奴隷にされるのか。
 お似合いの末路かもしれないな。
「怖いか? 人間」
「怖くないといえばになりますけど……」
 お父様は戦に負けて大恥をかき、キャスバルお兄様は死で罪を償った。
 ガルマお兄様は……生きているのかな? 
 もし今回の戦で僕が手柄を挙げたとしても、どうせ手柄と褒美はすべてお父様とお兄様たちのもの。
 その後の僕の生活が変わるわけもなく……。
「奴隷でも、あまり生活は変わらないような気がします」
「……人間というのは、同胞に冷たいのだな」
「それは、リーグ子爵領が貧しいからでしょうね。それ以前に、お父様とお兄様たち、お義母様の性格にも問題があると思いますけど……」
 人間という種族云々よりも、ただ単に僕の家族運が悪いのだと思う。
「リーグ子爵にどのような大義名分があるのかは知らぬが、フラット王国と同盟関係にあるはずのリーファ族を襲撃するなんて、どうしようもない田舎貴族だな」
「ろくに勉強もしない、領地内でお山の大将気取りのおバカさんなので、欲望のままに動くことしかできないのでしょう。フラット王国に突き出して、焼かれた村の賠償金と新しい村への引っ越し費用。それに加えて慰謝料代わりに、身代金をふんだくってやりますよ」
「あの豚に、フラット王国は身代金を出すかな?」
「出すでしょう。今うちにそっぽを向かれたら、リーファ族秘伝の魔法薬や魔法道具が手に入らなくなりますから。他国と同盟を結び直して、そこにだけ供給しますと言えば、フラット王国もビビると思いますよ」
「それもそうだな。で、この可愛らしい坊やだが……」
 リーファ族長は、怜悧な視線を僕に向けた。
 美人に冷たい視線で睨まれると迫力があるし、ちょっとゾクッとしたのは秘密にしておこうと思う。
 特に亡くなったお母様には。
「エトナ、この坊やに可能性があるのか? 我らが探し求めている……」
 リーファ族長は、なにかを探しているのかぁ……。
 僕に可能性?
 僕はまだ子供なのだけど……。
「元々この子は魔力も多めですが、さらに底知れない雰囲気が……もしかしたらと私は思っています」
「僕が魔法を?」
 魔法なんて使えたかな?
 実は、お父様、お義母様、お兄様たちから『平民の血を引いたお前が、魔法なんて使えるわけないだろが!』って言われて、魔法の鍛錬を禁止されていたのだ。
「自身の魔力に気がつかないのですか?」
「僕は一度も魔法を習ったことがないのです」
「……ますます愚かしい貴族ですね。リーグ子爵は」
 それは間違っていないと思います。
「そうか……ならフラット王国との交渉は妾がやっていこう。エトナはこの子を詳しく調べて確定しておくように」
「畏まりました。役得ですねぇ……」
「ほどほどにしておけよ」
「わかっていますって」
 話が終わるとリーファ族長は部屋を出てしまい、あとにはそういえば拘束されていて体がまったく動かない僕と、エトナさんだけが残された。
「では、早速調べてみましょうか」
「調べる?」
「あなたは捕虜ですからね、これは尋問も兼ねているのですよ」
「はい……」
 まるで最高の玩具を手に入れたかのような表情を僕に対して向けるエトナさんを見て、エルフの村を焼いたことを心から後悔するのであった。
 僕はこれからどうなってしまうんだろう?


第二話 搾精検査
「さあてと。まずは……あなたのお名前をちゃんと聞いておきますね。あなたのお名前は?」
「僕の名はフランツです。リーグ子爵家の三男です」
「何度見ても、あの豚の子供とは思えませんね」
「ははは……」
「とはいえ、我らエルフ族の村を焼いた重罪人の子供です。相応の罰を受けてもらいますよ」
「まさか拷問ですか?」
「の、ようなものですよ、ホラ」

 エトナさんは、拘束されて体が動かない僕のズボンをいきなり下ろした。
 まさか、体を鞭で打たれるのかな?
「おや、パンツは穿いていないのですね」
「最初は穿いていましたよ!」
 僕は三男とはいえ貴族なので、パンツくらいは穿いている。
 領民たちの中には、下着を持っていない人も珍しくなかったけど。
 服装が囚人服っぽいものに代わっているから、 ここに拘束された時に脱がされてしまったのだろう。
 というか、エトナさんが僕の服を着替えさせたのでは?
「どうやら先に、イスタさんが役得だったようですね。それにしても、その体に似合わぬ大きさ……もしこれがもっと大きくなったら……」
「あの……僕のアソコがなにか? もしかして、なにか変な部分があるのですか?」
 もしかして、僕にはなにか体の異常でもあるのかな?
 だからお父様たちは、僕とお母様のことをバカにしていたのかな?
「ちょっと他人と違いがありますけど、変というほどではないです。むしろよかったかもしれません。一応私が詳しく見てあげましょう」
「ありがとうございます」
 エトナさんは、お医者さんだったのか。
 念のために体を見てくれると言うからお願いすると、露出した僕の大切なアソコの竿の部分を持ち上げ、続けて指で袋の部分を掴んだ。
「竿の部分もそうですが、こちらも大きくて素晴らしい。さぞや多くの子種を出してくれるはず」
 完全に身動きが取れない状態で、エルフの美少女に大切なところイジられる。
 これまでにない刺激と興奮のせいで、僕のアソコは一気に膨張してしまった。
「あの……これ以上は、その……」
 なんか、だんだんと恥ずかしくなってきた。
 でもエトナさんは、僕のアソコを念入りに調べ続け、それをやめる気配はなかった。
「これは好都合です。待っていてくださいね」
 エトナさんは、腰の袋から液体が入ったガラス瓶を取り出すと、それを僕のアソコの上に垂らし始めた。
 その液体は透明で、粘着質で、ヒンヤリ冷たくて気持ちいいかも。
 いったいなんの液体?
 もしかして薬?
 僕は健康なのに……。
 続けてエトナさんは、僕のアソコに垂らした液体を竿全体に塗りたくっていく。
 冷たさと一緒に感じるヌルヌル感と、僕のアソコを摩るエトナさんの手が気持ちよすぎて、すぐに硬くなってしまった。
「これも診察なのですか?」
「フランツ君、これは検査の前に必要なことなんですよ。我慢してくださいね」
「はい……ひゃっ!」
「ヒンヤリして持ちいいでしょう? まだ続けますよぉ」
 心地よい冷たさと、ヌルヌルと、エトナさんの巧妙な指の動きも加わり、僕のアソコは今にも暴発しそうだ。
 教会でお母様には言っていないけど、数カ月前から僕は、お屋敷にあるエッチな本を見ながら自分でしていたけど、他人にやってもらう手淫がこんなに気持ちいいなんて……。
「もう少し我慢してくださいねぇ。これを被せてと」
 エトナさんは、また袋からなにかを取り出した。
 よく伸びる袋のようなもので、その先端にはボッチのような部分がついている。
 なぜか男性のアソコに形がよく似ているけど、なにに使う袋なんだろう?
「これは、コンドームというものです。避妊に使うんですよ」
「避妊ですか……。そんな便利な道具があるんですね」
 エルフって、やっぱり進んでいるんだなぁ。
「やはり知りませんでしたか。避妊について正確に理解し、エルフにしか作れない高価なコンドームを購入できる人間は少ないですからね。子供が多すぎると困ることがあります。それは理解できますか?」
「できます」
 三男でもまだ貴族の家に生まれた僕はマシな方で、貧農で多くの子供を養えないのに、子だくさんになってしまった領民たち。
 彼らも、今回の出兵で駆り出されて苦労していた。
 今はただ、一人でも犠牲者が少ないことを祈るのみだ。
「子供が多すぎなければ、僕たちも嫌々戦争に参加することもなかったはず……でもないですね」
 お父様とお兄様たちがトップにいたら、自分の欲望のために兵を出すだろうから。
「……あなたは、あの豚とその子豚たちとは違って、頭がいいのですね。では、検査と採集を続けましょうか。このコンドームをあなたのモノに被せて……大サイズでもキツイなんて……ええい、特別製の特大サイズです!」
「えっ? 僕ってやっぱり変ですか?」
「ええと……ちょっと想定から外れていただけで大した問題ではありませんよ」
 想定から外れていただけとか、エトナさんってまるで学者さんみたいだ。
 彼女は新しいコンドームを取り出して、僕のアソコに被せたらピッタリだった。
 さらにその上から追加のローションを垂らされると再びヒンヤリして……これは、クセになってしまうかも。
 神様、お母様、ふしだらな僕をお許しください。
「半分洒落で作った特大サイズですが、まさか実際に使うことになるとは……どうですか? コンドームの内側と外側にヌルヌルのローションが付着しているから、こうやって手でコキコキすると最高に気持ちいいでしょう? 自分でやるのとどっちが気持ちいいですか?」
「ぼっ、僕は……」
 エトナさんは、どうして僕が自分でシテいることを……。
「私にはなんでもお見通しですからねぇ。それにしても何度見ても素晴らしい……。おっと、検査と採集をちゃんとやらないと。リーファ族長の命令ですからね」
 気のせいか、エトナさんはとても嬉しそうな……。
 この人は、僕みたいな子供をイジメて楽しむ人なのかな?
「ほうら、気持ちいいですか?」
「…………」
「おや? 恥ずかしくてダンマリですか? もしくは気持ちよくなかったのか? この方法はやめて、別の方法がいいんですかね?」
 エトナさんの手コキの方が気持ちいいけど、気持ちいいって口にするのは……神様、お母様。
 どうか僕に忍耐力と勇気を! 
「素直になった方がいいですよ。こんなに可愛らしい顔をしているのに、思ったよりも頑固なんですね。でも、そういう子を目にしてしまうと、お姉さんはつい意地悪したくなってしまいます。こうやって片手で竿を扱きつつ、もう片手でタマタマをグリグリと転がすと、精巣の奥から子種の援軍がやってくるような気がするでしょう? ほうら、追加のローションですよ。これをタマタマにもヌリヌリして、もっと指でコロコロ転がしてあげますよ。これぞ秘技キンタマお手玉です」
 エトナさんの妙技により、僕はこれまでにない快感に襲われていた。
 この人はとても可愛らしい美少女なのに、きっと僕では想像でできないほど経験豊富な人なんだと思う。
 なにしろエルフだから。
「こっ、これ以上は……」
「おや、もう限界ですか?」
 駄目だ!
 このままだと、エトナさんの前で射精してしまう!
「もう我慢できません!」
「これ以上、我慢しなくていいですよぉ。コンドームの先端のボッチに、フランツ君が射精した精液が溜まる仕組みなのです。ローションには精子を殺さない魔法薬も配合してあるので、一度に大量のサンプルを採れて、とても便利なんですよ」
 僕の子種で研究?
 僕のような子供の子種を、エルフはなにに使うつもり……ああっ、これ以上はもう!
「もう出てしまいそうです!」
「いいですよ。そのために竿もタマタマも工夫して扱いているんですからね。遠慮しないでたくさん出してくださいね。ほうら、動きを速めますよ」
「あっ、本当にこれ以上強く扱かれたら!」
「『あっ』という声が、まるで女の子みたいで可愛いですね。こんなに立派なモノを持っているのに。さあ、我慢しないで精巣の奥からたくさん出してくださいね。遠慮はいりませんよ、ほら」
「あっーーー!」
「可愛らしい声ですね」
 もうこれ以上は我慢できず、僕はそのまま射精してしまった。
 これまでに感じたことがない強い快感と共に、信じられない勢いで発射した大量の子種がコンドームの中に出されていく。
「止まらないよぉーーー!」
「たくさん出してくださいねぇ」
 コンドームの先端部分のボッチが僕の子種で勢いよく膨らみ……なるほど、コンドームのボッチの部分にはそういった用途があるのか。
「ううっ」
「射精し終わったあとにモノをさらに扱くと、男性はさらなる快楽のせいで腰砕けになってしまいますね。『ううっ』とか言っているフランツ君、やっぱり可愛らしくていいですねぇ。さてと、これで搾り終わりましたかね?」
 これまでないほど強烈で長かった射精が終わると、エトナさんは僕のアソコからそっとコンドームを取り外し、その入り口を結んでしまった。
「コンドームの内側のローションと子種が混じり、これで精子が長時間死なないから研究が楽になります。サンプルの提供に感謝しますよ」
「なるほど……」
 正直なところ、僕は拷問でもされるのではないかと思ってたけど……あまりに強烈な体験をしてしまったために体が少しだるかった。
 ある意味これも拷問なのかも。
 エルフの美少女にアソコを扱いてもらうなんて……もし領地に戻ったとしても、お父様や家族には言えないし、教会でお母様に報告するわけにもいかない。
 僕は、悪魔も誘惑に負けてしまったのかもしれない。
「さてと……もう一回ですね」
「エトナさん?」
「フランツ君は捕虜なので、残念ですけどその生殺与奪の権利は、エルフ族の族長であるリーファ様が持っているのです。なので、命に危険がない限り協力していただきますよ。我々は野蛮な種族ではないので、捕虜を殺害したり虐待するような真似はしませんが。というわけでして、でもさっきと同じ方法で扱いたら飽きるから効率が悪いですね。ならば……」
 エトナさんは、僕のモノに再び冷たいローションを垂らして新しいコンドームをつけると、なぜかその場でドレスのスカート部分をはだけた。
 グラマーで巨乳なリーファ樣に比べるとエトナさんはスレンダー体形だけど、その透き通るような白い脚と、それに映えるピンクの色のパンツとの組み合わせは、僕のアソコを再び勃たせるのに充分だった。
(エルフって、綺麗だなぁ)
 これまでに女性の生足や下着を見たことがあるけど、領内の川で水浴びをしている女性たちとは比べ物にならないぐらい、エトナさんは綺麗だった。
 下着も色鮮やかでデザインも洗練されており、なによりカボチャパンツではないのだから。
 僕は半ば本能で、ピンクの布地に包まれたエトナさんのお股の間に注目しまった。
「ふふふっ、そんなに見つめられたら恥ずかしいではないですか。さっきは手でやったので、今度は趣向を変えて足でやってあげますよ」
 エトナさんは僕の足の間に座ると、自分の両足の裏で僕のアソコを扱き始める。
 すると再びすぐに硬くなってしまい、彼女は二個目のコンドームを僕のアソコに被せた。
「どうです? 足で扱かれるのも悪くないでしょう?」
「あの……僕は……」
「ほうら、両足の土踏まずの窪みでモノを挟んでスリスリ」
「あっ……」
「フランツ君の声は可愛いので、つい続けて色々とやりてくなってしまいますね。フランツ君のモノを挟んだ両足を上下に動かして扱いてと。一旦動きを止めてから、足の両親指で竿のカリの後ろ側あたりをコリコリと。コンドームで見えないけど、この辺ですかね?」
「うはっ!」
「とても気持ちいいんですね。次は、片方の足の裏で亀頭の先端をスリスリしつつ、もう片方の足の指でタマの部分をモミモミ」
「こっ、これ以上は……」
「また射精したくなってきましたか? いつでも遠慮なく発射していいですよぉ」
 これまでに経験したことがない……そもそも女性とそんなことをした経験がないけど……エトナさんのテクニックの数々に、僕の脳みそは今にも沸騰しそうだ。
 僕もこれまで、女性の裸を見たことがないわけじゃないけど、領内の村の女性たちの水浴び姿よりも、エトナさんの生足とピンクのパンティー姿の方が興奮してしまって……。
 それもあって、彼女が手足を動かすだけで僕を快感の海に沈めてしまったのだから。
「足コキも悪くないでしょう? どうですか? もうイキそうですか?」
「はい……も、もうすぐイキそうです」
「大変素直で可愛らしいですね。フランツ君は。こちらとしても、もっとサンプルが欲しかったから好都合ですよ。ほうら、二度目のフィニッシュに向けてラストスパートです」
「あっ……また……」
「フランツ君は、女の子みたいな声を出しますね。人間の男性って、みんなそうなのでしょうか? いや、他に捕まえたリーグ子爵を名乗る豚と、その子豚はこんなに可愛い声では鳴かないですね。試したくもないですけど。スピードを上げていきますよぉーーー」
 そう言うや否や、エトナさんは追加のローションを僕のアソコに振りかけると、両足で扱くスピードを一気に上げた。
 さらに強烈な快感が僕を襲い、もうこれ以上射精を我慢することができなかった。
「もう我慢できない!」
「たっぷり出してくださいね」
「ああっーーー!」
「その声、女の子みたいで可愛らしくていいですねぇ」
 ついに限界が訪れてしまい、僕は一回目と変わらない量の子種をコンドームの中に射精してしまう。
 再び、コンドームの先端のボッチが大量の子種で膨らんだ。
「二回目なのにこんなにたくさん……。最高ですね。まだできますか?」
「……大丈夫です」
 ここは無理ですって言わないといけないのに……僕はどうして?
「なるべく多くの精子が欲しいので、三回目はもっと気持ちいい方法で射精させてあげますからね」
 一回目は手で、二回目は足で。
 どうやらエトナさんは、同じ方法で僕を射精させるつもりはないようだ。
 もしかすると、このまま回数を重ねれば……。
(僕、もしかして女性とするの?)
 これまでの人生で、僕は女性とそういうことをした経験がない。
 未成年だからってのもあるし、勿論興味がないわけではないけど、僕は捕虜の身だ。
 そんなことをしていいのかな?
 でも僕は捕虜だから、エトナさんに求められたら断れない。
 それにエトナさんは美少女なので、嫌だという気持ちは僕の中になかった。
 もしかしたら、これで僕も大人になれると思ってワクワクしているのかもしれない。
「おや? また元気になりましたね。私が見込んだとおりですよ。次は……フランツ君は『スマタ』って知っていますか? 人間の娼婦が、生理の時に女性器への挿入をせず、男性を射精に導く方法ですよ」
「初めて聞きます」
 エトナさんって、見た目以上に男女のそういうことに詳しいんだな。
 やっぱり見た目以上の年齢で、経験豊富なんだろう。
「可愛らしいフランツ君が、スマタを知らなくても当然でしょうね。そのやり方ですが、こうやってパンティーの上からアソコにローションをタップリと塗って……(さすがにこの大きさをいきなり試すわけには……)」
「えっ? エトナさん、なにか?」
「ちょっとした独り言なので気にしないでくださいね。またローションを垂らしますよ」
 エトナさんは、パンティーのアソコの部分にたっぷりとローションを塗り、三度コンドームを被せた僕のアソコを、フトモモで挟みながら腰を上下に動かして扱き始めた。
 またも新しい強烈な快感が僕を襲う。
「ほうら、このパンティーの布の下には、まだお子様のフランツ君が見たことがない、女性の大切な部分があるんですよ。人間もエルフも、アソコの色や形状に差はないですからね。ローションでパンティーの布地が濡れて、少し透けて見えるかもしれません。よーーーく目を凝らしてください。私が許可しますから」
 それを聞いた僕は、無意識にエトナさんのアソコの部分を集中して見入ってしまった。 
 彼女のパンティーに大量に振りかけられたローションによりアソコの部分が濡れて透けてしまい、よく見ると縦線と毛が確認できた。
 僕がまだ子供でお母様が生きていた頃、一緒にお風呂に入った時に見たものとそう違いはないように思えるけど、こちらは布越しにもかかわらず、僕は興奮が治まらずにいた。
 エトナさんが腰を上下させながら、自分のアソコで僕の竿を扱き続けると、またもこれまでに感じたことがない強烈な快感が襲ってくるのだ。
 そのあまりの気持ちよさに、僕は身を任せることしかできないでいた。
(駄目だ……気持ちよすぎて、腰が抜けてしまったかのようだ……)
「ほうら、フランツ君のモノを私のアソコとフトモモで挟みながら、腰を上下するスピードを上げていけば……。まるで本当に私とシテいるみたいですね。気持ちいいですか?」
「はい! とっても気持ちいいです! また出てしまいそうです!」
「いいですよ。フランツ君が、私に子種をたくさん提供してくれるのであれば」
「いっぱい出しますから、もっと扱いてください!」
「明日からも、私に子種をたくさん提供してくれるますよね?」
「はい、たくさん提供します!」
 こんなに気持ちいいこと、もう絶対にやめられない。
 このままリーグ子爵領に戻らず、ずっとここにいてもいいかも。
 ごめんなさい、神様、お母様。
僕は堕落してしまいました。
「三回目の射精をお願いします!」
「大変素直に言えましたね。ではラストスパートに入りますね」
 エトナさんは素早く腰を上下させながら、僕のアソコをスマタで扱き続けた。
 三度強烈な快感が湧き上がってきて、ついに我慢の限界が……。
 僕はまたも、コンドームの中に大量に射精してしまった。
 前の二回と変わらない量の子種が、コンドームの先端にあるボッチをパンパンにしてしまう。
 こんなにたくさん出たのは初めてだ。
「三回出しても量が減らないなんて……魔力量の件も含めて、フランツ君は私たちエルフ族が求めていた存在かもしれません。今日はもう疲れたでしょうから、おやすみなさい」
 そう言い残すと、エトナさんは僕の拘束を解いてから毛布をかけ、子種が入った三つのコンドームを持って地下室を出ていってしまった。
「体は動かせるようになったけど……その前に眠くなってきたよ……」
 三回も射精したせいなのか?
 僕は急激な眠気に襲われ、そのまま意識を手放してしまった。
 明日から僕はどうなるんだろう?


第三話 見張り役兼世話係のエルフメイドさん
「ううん……あれ? ここは……そうか!」

 いつもの習慣で、早くに目が覚めた。
 お父様やお兄様たちはお昼近くまで目を覚まさないけど、僕は朝早くに起きて、武術の鍛錬、勉学、読書、マナーの修徳、教会へのお祈りなどをやっているから、早起きが習慣になってしまったのだと思う。
 今は戦に敗れてエルフたちの捕虜になっているから、毎日の日課がこなせないけど。
「怪我が治ってるみたいだ」
 捕らえられた時に僕は少し負傷したのだけど、今起きて全身を確認すると体には一つも傷がついていなかった。
 捕虜だから治療には期待していなかったのだけど、エルフは知的な文明人のようだ。
 そうでなければ、フラット王国が不可侵の盟約なんて結ばないか。
「目が覚めた? おはよう」
「おはようございます」
「エトナさんが言っていたとおりだ。これは将来が楽しみだね」
 自分に怪我がないことを確認した直後、地下室にメイド服姿の美少女が入ってきた。
 耳を見ると尖っているので、彼女もエルフだ。
 リーグ子爵領は田舎だけど、お屋敷にメイドさんぐらいはいるから慣れている……でもメイド服って、こんなにスカートが短かったかな?
 白くて綺麗で細い脚が、昨晩のエトナさんを思い出して少し興奮してしまったかも。
 メイドさんは、輝くような金髪をお団子にし、エメラルドグリーンの透き通るような瞳が特徴の、リーファ様とエトナさんにも負けない美少女だった。
「リーファ様とエトナさんから聞いているよ。ボクは、フランツ君のお世話係に任命されたメイドのイスタ。よろしくね」
「よろしくお願いします。あのぅ……僕は捕虜なんですけど……」
 捕虜に世話係なんてつけるものなのかな?
 高貴な身分の人ならあり得るけど、僕はリーグ子爵家のいらない三男だから、世話役なんて必要ないと思うけど。
「大丈夫だよ。これはリーファ様と、エトナさんからの命令だから」
「そうなんですか」
「エルフ族特製の回復薬で傷も完全に回復したようだし、まずはお風呂に入ろうか」
「お風呂!」
「嫌いなの? お風呂」
「いえ、嫌いじゃないです。ただ、捕虜がお風呂に入っていいものなのかどうかと……」
 お風呂なんて、リーグ子爵家でも週に二~三回は入れれば多い方だからだ。
 綺麗な水とお湯を沸かす薪代が高いから、領民たちなんて真冬でも水浴びをしているぐらいなのだから。
 もっとも、お父様もお兄様たちもお風呂が大嫌いで、臭いを誤魔化すために高価な香水を振りかけるという無駄遣いをしているけど。
「そうなのですか。人間は大変なのですね」
「エルフは、ちゃんと風呂に入るのですか?」
「当然、毎日入りますよ。だって不潔じゃないですか」
「そうですよねぇ……普通に考えたら」
 毎日お風呂に入らないと不潔なのは間違っていないのだけど、そのためには大量の綺麗な水と多額の薪代がかかってしまい、なかなか実現できるものではなかったからだ。
 自分で薪を拾いに行くと多くの時間を費やしてしまうし、水汲みも重労働だ。
 僕は他にも色々とやらないといけないので、毎日お風呂を沸かすのは難しかった。
 毎日お風呂に入るのが常識だなんて、やっぱりエルフって裕福なんだ。
「エルフは魔法でお湯を沸かせるからね。水も水道のおかげで簡単に汲み上げることが可能だから。朝食はリーファ様とエトナさんと一緒にとってもらうから、必ずお風呂に入ってね。同じく捕まえたリーグ子爵とかいう豚が臭くて、リーファ様がご機嫌斜めだったんだ」
「はい、喜んで……」
 お父様……。
 だから、ちゃんとお風呂に入った方がいいって……。
 いくら香水で誤魔化しても、限界があると思うんだ。
「じゃあ、お風呂に案内するね」
 起床した僕は、イスタさんの案内でこの建物の中にあるという風呂場へと移動した。


「ここで服を脱いでね。この服は……処分するね。新しい服があるから」
「ありがとうございます。でもこの服ももらった服ですけどいいんですか?」
「この服は囚人用だから、リーファ様との食事の時に着ない方がいいのさ」
「僕が捕まった時に着ていた服はどうしました?」
「さすがにアレはねぇ……破れてたし、正直なところ繕う価値もないから捨ててしまったよ。もしかして大切な服だった?」
「そういうわけではないです。兄のお下がりなので」
「君のリーグ子爵家での境遇が容易に想像つくね。でも、あの豚が着ていた服が君がピッタリなんだ」
「兄が本当に子供だった頃の服なので……」

 お風呂場の脱衣室で、僕はイスタさんからすべての服と下着を脱がされた。
 ちょっと恥ずかしいけど、お世話係の仕事だからと彼女に押しきられてしまった。
 捕まった時に着ていた服は捨てられてしまったけど、特に未練はないかな。
 僕は貴族の三男なのでそれなりの服を着ていると思っていたのだけど、エルフからしたら低品質品だったそうだから。
 もしその話を、お父様たちが聞いたら怒るだろうな。
 変にプライドが高いから。
「僕が着ていた服は、雑巾にしてもよかったかも」
「見た目は可愛らしいのに、随分と経済観念がしっかりしているんだね。あの豚の子供とは思えないよ。リーファ族からしたら、あのくらいの品質の布は余っているくらいなのさ。無理に雑巾にしないで捨てさせてもらうよ」
 人間だと貴族が着ているレベルの服を、エルフは使い道がないから捨ててしまうと言う。
 それだけで、人間とエルフの間には大きな技術格差があることがわかってしまうのだ。
「ボクがお風呂の入り方のレクチャーと、頭や体の洗い方を指南するよ」
 僕に対しそう言うと、イスタさんはメイド服を脱ぎ始めた。
 すぐにライトイエローの下着が目に入り、僕はイスタさんが意外と着痩せすることを知った。
 胸に着ける下着なんてあるんだ。
 僕は初めて見た。
 彼女もシミ一つない綺麗な白い肌をしており、その胸の膨らみや、パンティーに包まれた形のいいお尻も目に入ってきて、僕は徐々に興奮し始めていた。
「一緒にお風呂に……これは役得……、じゃない! イスタさんは、僕と一緒にお風呂に入るんですか?」
「それはそうだよ。昨日仕方なしに謁見したリーグ子爵が臭かったから、リーファ様の機嫌がとても悪くてね。必ずボク自身が、フランツ君にリーファ族流のお風呂の入り方をレクチャーするようにと、直接命令を受けたわけだ。ボクの主君はリーファ様だし、フランツ君になにか害があるわけじゃないから我慢してね」
「わかりました」
「大変素直で可愛らしくてよろしい」
 リーファ様の命令なら仕方ないけど、いくらエルフとはいえ嫁入り前のお嬢さんが僕の前で下着姿になって恥ずかしくないのかな?
 ……昨日のエトナさんもそうだったけど。
 それを、村を焼いてエルフを捕えようとした僕が言っても仕方がないことか。
 それよりもどういうわけか、僕はイスタさんが胸に着けている下着が気になって仕方がなかった。
 人間の女性で、胸に下着を着けている人なんて見たことがないから。
「随分と熱心に……それだけボクの体が魅力的だからかな? なんてね。これはブラジャーという名前の下着で、このように胸に着けるものだよ。エルフが開発して、一部で人間の女性たちも使っているはず。とても高価だけどね。もしかして見たことがなかった?」
「ないです」
 リーグ子爵領の女性は、みんな胸に下着なんて着けていなかった。
 たまに前かがみになった時に胸が見えてしまうのだけど、それよりも、ブラジャーという下着を着けたイスタさんの胸の谷間が刺激的で……。
 どうして大切な部分が布で隠されているのに、こんなに興奮するんだろう?
(それにしても、本当に恥ずかしくないのかな?)
「さてと」
「えっ?」
 なんとイスタさんは、すべての服と下着を脱いで僕の前で裸になってしまった。
 リーファ様ほどではないけど、イスタさんの胸はとても形がよく……エルフって長生きするそうだから本当の年齢は知らないけど、イスタさんは十四~五歳くらいにしか見えないから驚いた。
 彼女の胸の形はとてもよく、乳首も小さくて薄いピンク色をしている。
 腰も細くて……ああ、でも年相応か? イスタさんは下の毛が生えてなかった。
 それとも剃ったの?
 水浴びをしていた村の女性たちとは比べものにならない、神々しいほど美しい裸だ。
「お風呂に入るから、下着を脱ぐのは当然だよ。さあ、一緒にお風呂に入ろうか?」
 全裸のイスタさんに手を引かれ、僕は脱衣所からお風呂場に入った。
 その間も、彼女の形のいい胸やお尻が気になって仕方がない。
 お風呂場は、豪華な石造りの巨大な浴槽に、石製のヘビーモスの口から常時お湯が供給されており、こんなに豪華で広いお風呂、リーグ子爵家のお屋敷にもなかった。
 お湯がずっと、石でできたヘビーモスの口から出てくるなんて……。
「どういう仕組みなんだろう?」
「この給湯システムは、フラット王国の王室にも納品していますよ」
「そうだったんですか……それにしても広いお風呂ですね」
「それは、リーファ様の新しいお屋敷だからだね。族長が使うに相応しい大きさと豪華さが必要だし、ボクたちも利用するから」
 昨日、僕たちが焼いた村は、すべての家屋が木造だった記憶があるけど、このお屋敷は僕が収容されている地下室もお風呂場も石造りだった。
 全然エルフらしくないけど、もしかして昨日僕たちが焼いた村って……。
「フランツ君の予想どおりだよ。昨日、リーグ子爵軍が焼き払った旧村は、元々狭くて不便だから新村への移転中だったんだ。君は旧村で意識を失ってからここに運び込まれている。新村の場所はまだ他人に教えるわけにいかないなら、フランツ君はまだ外に出ないでね」
 お父様は、放棄する予定の村に攻め込むという致命的なミスをしてしまったのか。
 そしてキャスバルお兄様は、全身ハリネズミになって討ち死にしてしまった。
 それは、リーファ様たちから田舎貴族扱いされるわけだ。
「まずは、しっかりと体を洗おうね」
「イスタさん、それはなんです?」
「蛇口だよ。これを押すとお湯が出るのさ」
「凄い! 本当にお湯が出た!」
 こんな便利な魔法道具……エルフは人間に作れない魔力で動く道具を作れるって聞いたし、お屋敷にも少しだけあったけど、レバーを押すだけで湯が出る魔道具なんて初めて見た。
「リーファ族の中では、当たり前のように普及しているよ。新村のどこの家屋にも設置してあるから。ここ数十年、リーファ様とエトナさんが色々と新しい魔道具を開発してね。旧村の古い木造家屋を取り壊してから建て直すとかえって手間がかかるから、一から新しい新村を作って引っ越したってわけだね」
 旧村の家屋も、リーグ子爵領の領民たちの住処より豪華だったのに、放棄するつもりだったのが凄い。
 それを焼いてしまったお父様たちが豚扱いされても仕方がないというか……。
「村の位置的にも、『リーファ族の森』の端にいると、ちょっかいをかけてくる人間が増えてきてね。エルフは美しいから、誘拐して奴隷として売り飛ばそうと考えたり。森に住むエルフは田舎者で騙されやすいと勝手に勘違いして怪しげな商人がやって来たりと。色々大変だったから引っ越したんだ。まさかいきなり攻めてきて、誰もいない廃村とはいえ村を焼く連中がいるとは思わなかったけど」
「それについては、申し訳ありません……」
 お父様とお兄様たちから命令されたからとはいえ、僕もそれに参加していたのだから。
「こちらに被害はなかったし、ボクもたくさんの人間を矢で射ったからお互い様ってことで。ああ、フランツ君のお兄さんの一人も」
「キャスバルお兄様ですね」
 確認したら死んでいたので、エルフの秘薬で蘇生したなんて奇跡はなかったか。
 エルフたちに、キャスバルお兄様を助ける義理はないから仕方がない。
「悲しいのかな? あのお兄さんでも」
「いやぁ……それは……」
 キャスバルお兄様は性格が悪くて、僕はよく虐められていた。
 毎日暴飲暴食しているからお腹も出っ張っていて、すぐに太って服が入らなくなるから、そのたびに高価な服を作ってもらう。
 領民たちの負担なんて考えもしないし、気に入らないとすぐに暴力を振るう。
 僕が『キャスバルお兄様』と呼んでいたのは、そう呼ばないとすぐに機嫌が悪くなってしまうからだ。
「まったく悲しくない僕って、性格が悪いのでしょうか?」
「あの父親と、生き残った兄を見ていたらそうは思わないね。じゃあお湯をかけるね」
 イスタさんは、蛇口から洗面器に出したお湯を僕にかけてくれた。
 お湯で体を洗うなんて、なんて贅沢なんだろう。
 お屋敷のバスタブのお湯を零すとお義母様がうるさいから、掛け流しって凄いと思う。
「お湯もぬるま湯じゃないですね。冬だと寒いことがあって」
 それでも、お風呂に入る時にお湯が沸かせるだけ、リーグ子爵家はマシだった。
 領民たちの中には冬の川で水浴びをしている人たちもいて、僕にはとてもできないと思ったくらいだから。
「冬に川の水で体を? 苦行かな?」
「お湯を沸かす余裕が、領民たちにないんです」
 村の共有地で、勝手に薪を拾ってお湯なんて沸かしたら、お父様とお兄様たちに鞭で打たれてしまうのだから。
「あいつらは、心根まで豚と呼ぶに相応しい連中だね。今日からは毎日お湯で体を洗えるし、ここはリーファ族長のお屋敷だから、毎日必ずお風呂に入ってね。洗髪も毎日してほしいから、まずは頭の洗い方を教えるよ。髪をお湯で濡らしてから、このシャンプーを泡立ててよく洗う。こうだよ」
 さすがに髪ぐらい洗えるけど、今はイスタさんに身を任せることにした。
 それにしても、液体の石鹸って凄いなぁ。
 お屋敷だと固形石鹸で髪を洗っていたし、そうするとあとで髪がゴワゴワになってしまうんだ。
 でも固形石鹸ですら大変高価で、使えるのは貴族か大金持ちくらいだったから、それでも贅沢だったんだよね。
(今、ふと思ったけど……)
 全裸の美少女に頭を洗ってもらうなんてこと、これまでなかったなぁ。
 お屋敷の使用人やメイドたちは、お父様たちの世話で大忙しだったから。
 なにかミスがあると可哀想に鞭で打たれてしまうから、僕はなるべく自分のことは自分でやって、彼らに面倒をかけさせないようにしていたんだ。
「お湯を流すね。頭で泡立てたシャンプーは、こうやってよく流してね」
「シャンプーを使うと、髪がゴワゴワにならないんだ」
 固形石鹸とは大違いだなぁ。
 しかも目の前には、容器に入ったシャンプーともう一つ。
「これは、なんですか?」
「コンディショナーだよ。シャンプーで洗った髪がパサパサにならないよう、これでも髪を洗うんだ」
「髪を柔らかくする石鹸なんてあるんだ」
 シャンプーとコンディショナーかぁ……。
 シャンプーの時と同じ手順で髪を洗ったら、本当にサラサラになった。
 固形石鹸の時は、最低でも翌日にならないと髪がゴワゴワのままだったから。
「エルフって進んでいるんだなぁ」
 だからお父様は、エルフの財力と技術力を狙ったわけか。
 目のつけどころはよかったけど、やり口が山賊らしくて貴族らしくないし、挙句の果てに負けてしまったけど。
「はい、よくできました。おおっ、艶やかで漆黒の黒髪とは素晴らしい。肌も女の子みたいに綺麗で、これは将来楽しみだ。これからは毎日お風呂に入って、体と髪を洗ってね」
 ちゃんと頭が洗えたのでイスタさんが合格点をくれたけど、全裸でしゃがんでいる僕に接近してくるから……おっぱいとアソコのワレメが近い……。
 イスタさんは下の毛が生えていないから、綺麗なワレメが僕の目の前に……。
 女性のアソコって始めて見るけど、単純な形をしているのに、見れば見るほど興奮して僕のアソコが硬くなってきた。
 今はお風呂の時間だから、どうにか落ち着かせないと……。
「(こんなところで硬くしたら恥ずかしい! どうにか誤魔化さないと……)次はこの容器ですか?」
「そうだね、それがボディーソープだよ」
 液体が入った容器が三つあって助かった。
「ボディーソープ? シャンプーとコンディショナーとなにか違うんですか?」
「これぞ、体を洗う専用の液体石鹸だよ」
「違いがわからない……」
「そのうちわかるようになるから」
 自分でポンプを押して中身を確認してみたけど、シャンプーやコンディショナーとの差がよくわからなかった。
 それでも、これを泡立てれば僕の硬くなったアソコを誤魔化せるはず。
「石鹸って固体だけだと思ってた」
「固体の石鹸もあれば、液体の石鹸もあるから。これを手の平に出してから、両手でよく泡立てて、こうやって体中に擦りつける」
「おほぉ」
 思わず変な声が出てしまった。
 イスタさんが、いきなり素手で僕の体を手で洗い始めるから。
 それがとても気持ちよくて、さらに興奮してますますアソコが硬くなってしまった。
 急ぎ見えないように隠さないと……。
「急にどうしたの? 前かがみになっちゃって……ああっ、そうか」
 硬くなってきたアソコを前かがみで隠そうとしたら、イスタさんに気がつかれてしまった。
 僕の背中を洗っていた彼女が、興味深そうに僕の股間を覗き込もうとするから、彼女の大きくて形のいいおっぱいの感触が背中に……。
 背中で直に、イスタさんの胸の柔らかさを感じてしまうと、ますます僕のアソコが硬くなって……。
「うわぁ、エトナさんが言っていたとおりだ。これが硬くなった男性の性器……こんなに大きいんだ。ボク初めて見たよ」
 駄目だ!
 完全に勃ってしまったアソコを前かがみの姿勢だけで隠すのは不可能で、イスタさんにマジマジと見られてしまった。
 全裸のエルフ美少女に、僕の勃ったアソコを……ますます興奮して硬く大きくなってしまって恥ずかしい。
「……フランツ君はボディーソープで体を洗ったことがないから、背中だけじゃなくて前の洗い方も教えるよ」
「そこまでしてもらわなくても……どうぞ」
 断ろうとしたらもの凄く悲しそうな顔をされたので、ついオーケーを出してしまった。
 するとイスタさんは満面の笑みを浮かべながら、両手でボディソープを泡立て始めた。
 そんなに、僕のアソコに興味があるの?
「前の方も、直接手で細かく洗ってあげるよ」
 イスタさんはさらに両手でボディーソープを泡立てると、僕の前に移動してから膝立ちとなり、まずは手から洗い始めた。
(最初からイスタさんは、真面目に僕に体の洗い方を教えてくれるはずだったんだ。疑って悪かった……)
 と思った次の瞬間、イスタさんの指先が僕の乳首をコリコリと刺激し始めた。
「乳首もちゃんと洗うね。経験上、意外と汚れているんだよ。どうだい? 気持ちいいかな?」
 全裸のイスタさんに両乳首を指でじらすように刺激されると、また僕のアソコが硬く……。
 このままだと、アソコに触られないうちに暴発してしまうかも。
「また大きくなったような……両腕、脇の下、お腹に、両足、足の指の間も忘れずに洗ってね。フランツ君は、これからもこのお屋敷で生活するんだから、臭いのは駄目だよ」
「わかりました」
「大変素直でよろしい。まさに『天を衝く』だね。そうだ、言うまでもなくここもちゃんと洗ってね。むしろここが一番重重要だから」
 続けてイスタさんは、大量の泡を僕のアソコにつけてから両手で丹念に洗い始めた。
「ここまで硬いなんて……。前にエトナさんから借りた本によれば、アソコの皮が余っている男性も多く、その裏側もよく洗うべしと書かれていたけど、この年にして、フランツ君には不要だとは……本当に凄いね……」
「えっ? 僕のなにが凄いんですか?」
「そのうちわかるから。ようやくにも拝めたモノなので……そうだ! 本で見たアレをやろう」
「アレですか?」
「まあ見てなって」
 イスタさんは自分の胸にタップリと泡を塗り、そのまま僕のアソコを胸の間に挟んで上下に擦り始めた。
 手や足やスマタとも違うおっぱいの柔らかさに包み込まれ、僕のアソコは完全に勃ってしまった。
「エルフ族子宝の秘伝『パイズリ』はどうかな? 意外と上手くできたね」
 泡のヌルヌルと、イスタさんのプルンプルンで形のいい胸の感触で、僕の脳みそはとろけそうだ。
 おっぱいで、アソコをズリズリするからパイズリ。
 エルフって、実は結構エッチなのかな?
 イスタさんはリーファ様ほどではないけど、おっぱいが大きいから僕のアソコを挟めてしまう。
 絶え間なく上下運動が続き、彼女の胸の間から硬直したアソコの先端が飛び出てくるたびに、僕はこれまでにない快感に襲われていた。
「フランツ君のアソコ、硬くて、太くて、長いね。気持ちいい?」
「気持ちいいです」
 あまりの気持ちよさに、僕は正直に答える以外の術を持たなかった。
「それはよかった。それにしても、フランツ君はまだ小さくてこんなに可愛らしい顔をしているのに、アソコの大きさは大人顔負けだなんて。ボクの口にも簡単に届いてしまうよ。ほら、こんな風に……」
「えっ? 僕のを口に?」
 おっぱいで挟みながらの上下運動を止めたイスタさんは、胸の間から突き出た僕のアソコの先端を口の中に入れた。
 アソコを口に入れてしまうなんて、エルフって本当にエッチなんだ。
 イスタさんが咥えたアソコの先端部分がなんとも言えない温かさに包まれ、チロチロと動く彼女の舌が、僕のアソコの先端部分ねっとりと舐め回す。
 あまりの気持ちよさに、僕はもう……。
「ボクのお口は気持ちいいかな? エルフ族子宝の秘伝『フェラチオ』と『パイズリフェラ』だよ。初めて実践してみたけど、思ったよりも上手にできてよかった。さらに舌でここを責めると……」
「あっ!」
 イスタさんの舌の先端が、僕のアソコのオシッコが出る穴に侵入してきて……。
 ムズ気持ちよくて、だんだんと射精感が我慢できなくなってきた。
「駄目です! これ以上はもう!」
(なにがこれ以上はなのかな? お姉さんに教えてくれないかな?)
「もう出そうです! これ以上は我慢できません!」
「じゅぼぼ(ラストスパート、入りまぁーーーす!)」
「もう駄目だ! イクっ!」
 これまでに経験したことがなかった強烈な刺激のせいで、僕はそのまま射精してしまった。
 突然射精したので、僕のアソコを咥えたままであるイスタさんの喉が詰まらないか心配だったけど、どうやら大丈夫だったようだ。
「これは、聞きしに勝る子種の量だね。飲み込むのに苦労したけど、子種ってこんな味がするんだ。本当はもっと楽しみたかったけど……朝食の時間に間に合わなくなってしまうから。また明日ね」
 イスタさんは自分の口と体を軽く洗うと、どうにか勃起が収まった僕のアソコも含めて全身を洗ってくれて、お風呂の時間は無事? に終わった……んだと思う。
 神様、お母様。
 朝からこのようなふしだらなことをしてしまって、僕はこれから大丈夫なのでしょうか?

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