本販売日:1991/12/23
電子版配信日:2009/09/23
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0408-3
佐和子が背負った亡き夫の借財はあまりに大きかった。
藁にもすがる思いで知人の甘言にのり入った研究所。
そこは、27歳の美肉を犯し、貪り、弄ぶ、
悪と獣欲が巣くう、閉ざされた淫の魔界だった。
衆人環視の中で受ける浣腸! 肛姦! 肉奉仕!
女体のみならず理性をも蝕む凌辱、汚辱、屈辱……。
さわこ(27歳)未亡人
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川地はゆっくりと肉唇をまさぐった。しっとりして、ねばりつくような感じだった。まさぐるたびに、キュッとひきつれる。
「どうだ、奥さん。こうやられると亭主を思いだすんじゃねえのか。これからは、俺が亭主の分まで可愛がってやるぜ」
「しないで! 指を、指で触らないで……ああ、いやッ!」
佐和子は泣きながら、しびれた腰を揉みたてた。つらさ恥ずかしさに頭の芯が灼かれるようだ。それにアルコールの酔いとしびれ薬が入り混じって、ジリジリと灼かれながら気が遠くなっていく。
「フフフッ……」
川地はうれしそうに笑った。わざとゆっくり、長年あこがれてきた美しい未亡人の媚肉をまさぐり、その感触を堪能した。予想通りの、いやそれ以上の素晴らしい獲物だった。
「ずっと奥さんのこと狙ってたんだぜ。ひと眼見た時からな。フフフ、ほうれ、俺の指が奥さんのオマ×コを触ってるのがわかるだろ」
「あ、ああ……いや、いやッ……」
嗚咽のこぼれる美貌をねじりながら、佐和子はしびれた身体を揉みたてた。もうさっきから歯がカチカチと鳴り、悪寒に背筋が震えるのがとまらなかった。
「まったくイカスぜ。形もいいし、色もいい。この肉襞の具合いなんぞ、たまらねえ……フフフ、さぞかし味のほうも……」
すぐにでも犯したい衝動を、川地はグッとこらえた。あせることはない。これまでも入念に計画をたてて、ジワジワと佐和子を追いつめてきたのだ。一気に犯ってしまうよりも、少しずつ堕としていくほうが、楽しみも大きいというものだ。とくに佐和子のような女は、ジワジワといじめたほうがおもしろい。
「どれ、今日の仕上げといくか」
川地はニンマリすると、酒のつまみに出されていたフランクフルト・ソーセージを取りあげ、それに一万円札を巻きつけた。
「何を……何をしようというのです!?……もう、もうやめて! こんなまねをして、タダですむと思うの」
佐和子は涙に光る瞳に、憎しみと怒り、そして何をされるのかというおびえを入り混じらせた。眼の前で見せつけるように、一万円札を巻いたソーセージに油が塗りつけられていく。
「どうだ、うまそうだろ、奥さん。チップつきペニスだぜ、フフフ」
「やめてッ……馬鹿なまねはやめて、そんなこと、いやッ! いやです!」
叫ぶ間にも、ヌラヌラと光るソーセージが押しつけられてきた。ググッと媚肉に分け入ってくる。
「ひいッ……い、いやあ……」
佐和子は異物が押し入ってくる感覚に、身を揉み絞るようにして悲鳴をあげ、「うッ、ううむ」とうめいた。気も狂うようなおぞましい感覚がツーンと脳天に衝きあがった。
匂うような女の媚肉が、ソーセージを呑みこんでいく。川地はくい入るようにのぞきこみながら、深々と沈めた。もう先がわずかにのぞいているだけだ。
「フフフ、あとで子供に何か買ってやるんだな、市村佐和子」