罪深な献身

親友の妻は危険な美獣である

著者: 犬飼龍司

本販売日:2011/02/23

電子版配信日:2012/02/24

本定価:765円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-1772-4

「今夜だけ、あなたの彼氏に戻りたいの……」

煽情的な下着姿で欲情に目を潤ませる「親友の妻」。

こぼれ落ちそうな乳房、白く艶やかな太ももが悩ましい。

高校時代の彼女が、こんなに良い身体をしていたなんて……。

初めての口唇奉仕に耽る姿が、健気で淫靡な25歳。

夫の知らない「女」を露わにする新妻と、最高の禁断体験!



<もくじ>



第一章 再会 高校時代の彼女が親友の妻に

第二章 歪愛 悩ましすぎる「いざない」

第三章 未練 よみがえる抑圧された想い

第四章 覚醒 七年越しで結ばれた絆

第五章 葛藤 あやまちに溺れる二十五歳

第六章 倒錯 夫の眠る傍らで…

第七章 献身 親友の妻が美獣に変わる夜

登場人物

ゆりか(25歳)人妻

らんこ(27歳)人妻

本編の一部を立読み

「あ、駄目っ。恥ずかしいの……」

可憐に頬を染めるさまは人妻というよりは、乙女そのもの。浩次は興奮に息を荒げ、百合香の腕を、今度は強く引いた。

バランスを崩した百合香が両腕を胸元から離す。拘束を解かれた双丘はぷるんっ、と勢いよく弾んで浩次の眼前に露出した。

「これが、百合香の」

七年前には目にすることを許されなかった美麗な双乳を目の当たりにして、浩次は感動の心地で深い、深い溜息を吐きだした。

「そ、そんなふうに見ないで。私、どうしていいかわからないわ」

百合香は人妻とは思えないほど可憐に頬を染め、恥ずかしそうに身を捩らせた。たわわに揺れる果実を両手で隠そうとする。

浩次は慌ててその手を掴み、改めて百合香の両乳房を鑑賞した。

姉の蘭子の乳房がお椀型なら、妹の百合香はより張りが強い円錐形をしている。

人妻となったことに関係しているのか、瑞々しく張り詰めながらも、まろやかな柔らかさを兼ね備えた双丘は、百合香の呼吸に合わせてわずかに上下動を繰り返し、ぷる、ぷる、とリズミカルに跳ねている。

頂点で息づく乳首は淡い桃色をしており、それはそのまま清楚で無垢な百合香自身を表しているかのようだった。

(百合香の、ナマのおっぱいだ……!)

高校時代、百合香の乳房に触れた経験がないわけではないが、それはセーラー服越しでの稚拙なペッティングに過ぎない。裸のバストを晒した上で、百合香を感じさせようとして揉みしだくのはもちろん初めてのことだった。

浩次は夢見心地で両手を前へ伸ばした。

「えっ、待って、見るだけじゃ……あっ!」

戸惑う百合香の胸元に掌を這わせ、五本の指を広げてそっと包みこむ。

新鮮な果実を連想させる乳肉は手に吸いついてくるような心地で、触れているだけでも気持ちがいい。指や掌が蕩けそうだ。指と指の間から弾力性のある柔肉の一部が押しだされ、ぷる、ぷる、と震えている。

浩次は両手に力をこめて五指を食いこませた。柔乳をギュッと絞る。

「あっ……いや、ぁっ……!」

百合香は形のよい細眉をかすかにひそめ、上体を捩った。

円錐形をした乳房は、ぷるっ、ぷるっ、とプリンを思わせる震え方をして浩次の目を楽しませてくれた。

「あんまり触っちゃ、いや」

どうやら百合香は乳房が敏感らしく、浩次が柔肉をさすり、握りこむたびに眉間を寄せて喘ぐ。

乳房責めから逃げようと左右に体をくねらせる彼女を追いかけて、浩次が白く滑らかな乳肌のカーブに沿って指先を這わせていくと、びくん、びくん、とスレンダーな肢体が断続的に痙攣を起こした。

(こんなに色っぽい顔をするんだ、百合香って)

高校時代はキスや軽いペッティングどまりの関係だったため、艶めいた表情で吐息をもらす百合香は、浩次に新鮮な驚きをもたらしてくれた。

浩次の指先が肉球の頂点に達し、苺の蕾を思わせるピンク色の乳首を親指と人差し指で軽くつまんでやると、百合香はひときわ強く体を揺らし、細い喉を震わせて喘いだ。

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