私は女教師

著者: 夏島彩

本販売日:2002/04/23

電子版配信日:2009/06/05

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1101-2

夏休みの保健室、凌辱で知った初めての絶頂。

抗うはずが快楽に牝の本能が目覚めてしまうとは……。

清純だった私が少年の性器に舌を這わせ、

淫裂をさらけだし剛棒を迎え入れて蜜戯に耽っていた。

いやらしいのに、恥ずかしいのに、いけないのに……。

戒めてもやまない疼き。欲望の新学期は始まったばかり。

登場人物

ちさ(24歳)女教師

きみえ 女子学生

本編の一部を立読み

感じだしていた。自らの指で恥肉をいたぶって、感じだしていた。千沙には、自身の破廉恥さが信じられなかった。

駄目よ、こんなの……こんな、はしたないこと……。

抗う気持ちが募る一方で、秘肉に生じた淫靡な感覚をかき乱さずにはいられない。

「あっ、ああっ……千沙はもう……」

恥ずかしい姿を器具室でさらけだしているのは、百も承知していた。足もとに屈みこんだ祐史の目が、異様な光を溜めて秘部とそこで動く指を見つめていることも。

「先生、いやらしすぎるぜ」

祐史が、興奮で喉が渇いたような声をあげた。品よく生えそろったヘアを擦って、肉の割れ目を出入りする指を、ギラついた目で凝視しつづける。

見られていることを痛いほど感じながらも、千沙はもはや指の動きをとめることはできなかった。淫液を吸って膨らんだ肉襞が、狂おしく勃起した肉芽が、いじられることを要求する。身体の奥底からうねりが衝きあげてくることにも、どうしようもなく翻弄されそうだった。

あ、ああ、どうなるの……このままいじっていたら、イッてしまいそうっ!……

祐史の指に達せさせられるときの感覚が、肉の狭間に蘇った。躊躇する気持ちに引き裂かれはしたが、微妙な快感を追って動く指をとめることは不可能に近かった。

「ああんっ、こんなの……イッちゃうぅ!」

剥きだした太腿をブルブル震わせて、千沙は叫んだ。性器の感度が高まることによって、神経がその地帯に集中し、全身がこわばっていく。

「イケよ。イケったら。俺がしっかり見学しておいてやるぜ」

からかいの言葉を受けて、美しい眉を切なげにひそめるが、指の勢いをとめるには至らなかった。自分の指で達するやましさに見舞われながらも、過敏になっていたクリトリスが瞬発的に弾けきる。

「アアアーッ、千沙、イクぅ! ああんっ、イッちゃうっ!」

引きつれるように頭を突っぱり、千沙はのけぞった。雑然とした器具室に剥きだした腰まわりが、艶かしく痙攣する。

秘部を覗きこんでいた祐史が、素早い身のこなしで立ちあがった。達したあとの脱力感に陥っている千沙をマットの山に押しつけ、そそり勃った肉棒を下方からいきなり埋めこんでくる。

「くううっ……ああっ、祐史くんっ!」

待ち焦がれていた感覚に突きあげられ、千沙は大声で祐史の名を呼んだ。侵入した男根が、膣孔の存在を鮮明にする。夏の間に何度となく身体を交わらせたため、この少年への愛着が募っていた。

「おおっ、オナったせいで、うねりがすごいや」

感動の声をあげて、祐史が肉孔を激しく突きあげだす。

千沙は蕩けた膣壁がいきり勃ちを締めつけるのを感じながら、男っぽさを増した彼を自分のものだと思った。祐史のペニスの形やボリュームを、今でははっきり覚えこんでいる。私の身体で、何度でも満足させてあげる。好きなときに好きなだけ、出させてあげる。

そんなふうに精神的な充足感を味わいつつ、勢いのいい若者の動きを受けとめた。

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