☆W処女喪失エルフ姉妹☆

　褥は二人で共にするもの。

　委ねっぱなしにするものではないし、委ねられっぱなしにされるものでもない。

「……っ」

　白く細い指先を伸ばして、肉棒に触れる。

　熱い。

　先ほど奉仕したので熱いことは分かっているが、すぐに慣れるものでもない。

「えっと……ここに……」

　肉棒を、秘裂に導いた。

　後はここで腰を押し込めば、肉棒はリュシアの胎内に侵入してくるだろう。

「わ、分かった……いくぞ？」

　義仁の確認に、リュシアはこくりと頷いた。

　了承の合図を見て、肉棒を添えて狙いを定め、腰をぐぐっと押しつけてきた。

「いたっ……ああぁっ」

　みちみちと割り開かれる粘膜。

　初めて受け入れる異物に抵抗するも空しく、義仁の腰がリュシアの腰に密着した。

「くう……」

　思わずと言った様子で声を漏らす義仁。

　リュシアはロストバージンの痛みに耐えながらも心を満たす充足感を味わっていた。

　当然誰でもいいわけではない。

　どうせなら、この人、と決めた相手がよかった。

　それなりに時間をかけてじっくりと心を通わせる恋愛もあるという。

　それに比べたらスピード展開にもほどがあるものの、それでもいい、と背中を押してくれたのは姉のアスタリアだ。

　彼女の思いきりに引っ張られ、こうして望んだ相手と結ばれることができた。

　義仁が動き始める。

　さすがにリュシアが初めてであることを気遣ってか、それほど動きは速くない。

　しかし止められないようだ。

　リュシアも、止めてほしくはない。

　ゴリゴリと中を抉る硬い肉棒。

　何度も何度も。

　奥まで入ってくる。

「あっ……あっ……」

　痛い。

　簡単に痛みは引かない。

　しかし、それと同時に、気持ちいい。

　確かな快楽がある。

　義仁の動きが速くなった。

　処女を失ったばかりのリュシアを気遣ってはいたものの、童貞を失ったばかりの義仁に求めすぎるのも酷というものである。

　まあ、この瞬間のリュシアにそこまで思い至るのは難しい注文ではあるが。

　まさかここまでなんて。人生で最大の衝撃だ。身体に与えられる快楽。

　そして、それ以上に心が満たされる感覚。