破滅姫と淫呪の帝笏(レガリア)

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- 本販売日:
- 2014/10/17
- 電子書籍販売日:
- 2014/11/04
- ISBN:
- 9784829663042
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書籍紹介
「淫呪で苦しむ私を抱いてくれるのか」
触れる者みな滅ぼすという破滅姫フィ
リシア。毎夜、淫らに高ぶる処女姫を
癒せるのは軍師のあなただけ。身を捧
げ喘ぐ姫を導いて、悪辣な王妃に挑む
王位奪還戦! 王都へと向かう二人を
待っているのは――輝ける戴冠式?
それとも、屈辱の輪姦牢と断頭台?
立ち読み

「うっ」
膣ヒダいちめんにプチプチが生えた肉壁が、フィリシアが絶頂を告げた瞬間、きゅるきゅると肉茎に巻きつき、ククッと奥へ引っ張りこむような動きをした。
「うぅ、うっ、で、出るっ」
精液がどぶどぶっと噴き出した。膣ヒダが狂ったようにうごめいて、精液を子宮に収めようとして奮闘する。女の本能を感じさせる収縮に、射精の勢いがさらに強くなった。
「あぁっ、熱いのがお腹に染みて……あぁあっ、またイク!」
処女のプリンセスが、初体験で絶頂を覚え、精液が子宮に染みる感触が気持ちいいと言う。
処女で、高貴な生まれで、最高の身体をした絶世の美女。しかも淫蕩。なんという女性がこの世に存在しているのだ。
「くっ」
射精の勢いは、弱くなったと思うと、またも強くなり、自分でも驚くほど大量に出た。
――もしもフィリシア姫が懐妊したら、俺は不敬罪で首を切られるんだろうな……。
成り行きに従うまでだ。官吏としてはすでに破滅している身なのだから。
射精が終わり、ペニスをゆっくり抜くと、失神しているのかと思ったフィリシアが目を見開いた。
「私をまともな女として扱ってくれて感謝する。ありがとう、エリック」
「ご無礼を……」
「そのう、お願いがある。このまま、そなたの腕枕で眠ってもいいだろうか……」
「光栄です」
「すまぬ。疲れた。眠い……。ずっと眠れなかったのだ……」
フィリシアは、ドレスの襟をつくろうと、エリックにだきついた。エリックは、かわいそうなプリンセスを抱き寄せた。
姫君は、エリックの胸におでこをすりすりしてなついてきた。
「そなたに抱きしめられる感触は、心地よいな……。誰かと一緒に眠るのは、幸せなものだな」
次の瞬間には、もう寝息を立てている。
寝顔はかわいく、あどけない。フィリシアの身体は温かく、ベッドの中はぬくぬくで、子猫を抱いている気分だった。白銀の髪を撫でているといい気持ちになってきた。
エリックも、彼女を抱きしめたままで、眠りについた。
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